その日は
たまたま友人宅で
セミナーの打合せ中
日常の変わらない仕事風景
・・のはずが
突然、携帯から鳴り響く
緊急地震速報!
10年前の3月11日14時46分
警報とほぼ同時にやってきた
激しい揺れ
鼓動ばかりが高鳴り
何もできず
不安定な机をおさえ
立ちつくし
棚から落ちる物を
ただ、呆然と見つめ
早く揺れが収まってくれと
祈ることしかできなったあの日
その時間が、
恐ろしく長く感じたのを
覚えています
そして、その後
テレビから流れる
津波の映像に
現実に起こっていることとして
受け止められないまま
繰り返す余震に恐怖を感じながらも
あっという間に
波に飲み込まれていく街に
早く逃げて!!と叫びながら
目が離せないでいました
それから5年後の
2016年に陸前高田市
7年後の2018年に石巻市に
それまでも、出張や旅行で
何度となく訪れていた東北に
知人に会いに、訪問させて頂きました
少しずつ
景色を変え整備されていく
海岸沿い
絶望と諦め
苦しみと悲しみ
色々な想いを背負って
前を向いて歩み続ける人の
話に耳を傾けると
当たり前の日常の大切さ
家族や友人の大切さ
生きていることが
何よりも大切であることを
教えて頂きました
あれから10年
いまだに続く余震
復興が続く被災地
あの想像を絶する光景を
被災された人の苦しみ悲しみを
忘れないように
家づくりに少なからず携わる身としても
地震をはじめ、災害に強い
安心安全な家を提案していくこと
東北で頑張る人に
想いを寄せ続けること
そんなことを、強く想う日になりました